UV厚盛り印刷

 

アールアイです。

 

12月になっても名古屋は比較的暖かい日が続いていましたが、ここへ来て急に真冬並みの寒さになってきまして、体がついていけなくて体調管理が大変です。全国的にもそのような傾向のようで、体調管理に苦労されている方も多いと思います。また、新型コロナウイルスも猛威を振るっていますので、いろいろな面で厳しい冬になりそうです。

 

さて、前回のブログでパール印刷をご紹介しましたが、今回は「UV厚盛り印刷」をご紹介したいと思います。

 

(印刷中の様子)

 

 

(硬化後の様子)

 

UV印刷はUVが照射されますと瞬時に硬化(乾燥)しますので、硬化前と硬化後の見た目の差は少ないです。溶剤型のインキのように目減りが少ないのでインキの膜厚も厚くなり、もともとスクリーン印刷ではインキの膜厚が厚いのですが、溶剤型のインキより厚くなります。

 

UV厚盛り印刷はさらに厚くなるように印刷しますので、立体的な見た目のインパクトや手で触った凹凸感によって、絵柄を際立たせることができます。

 

前回のパール印刷の映像と今回の映像を見比べていただくと、使用している版とスキージが違うことがお分かりになると思います。UV厚盛り印刷では、紗の目の粗い(メッシュ数の低い)版と柔らかいゴム(ゴム硬度の低い)のスキージを使用して印刷しています。

 

今回使用した版は100メッシュで、スキージのゴム硬度は60°です。インキの膜厚は50~65μでした。インキの膜厚に幅があることについては、ブロンコさんの書いたブログ「厚盛り印刷についてPart-2」を読んでいただければご理解いただけると思います。

 

またまた簡単な説明でしたが、製品作りの参考にしていただければ幸いです。

 

本年最後のブログとなりました。一年間ありがとうございました。

 

来年もより良い製品作りに、より一層チャレンジしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 


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