環境活動

昨今の環境問題に対する社会的な関心の高まりとともに、印刷産業界にも環境問題に対する認識は大きく変化しました。そして、われわれ印刷会社にも環境に配慮した製品・会社づくりが求められています。
大和グランドは、工場移転を機に「LED照明」、「地中熱利用換気システム(ジオパワーシステム)」、「屋上緑化」を導入しました。また、新たに「水なし印刷」を導入し、積極的に環境保全に取り組んでいきたいと思います。

水なし印刷
水なし印刷

従来のオフセット印刷(水あり版)では、水と油(湿し水とインキ)が反撥する原理を利用して印刷します。印刷をするためには大量の水(湿し水)が必要で、その湿し水には有害物質(IPA=イソプロピルアルコールやエッチ液など)が含まれていて、環境保全には適さない有害な廃液を出していました。
大和グランドが導入した「水なし印刷」は「水なし」という名前にもある通り、印刷をするのに湿し水を使いません。版の表面がシリコンゴム層になっており、このシリコンが従来の水あり版での湿し水の役割をし、インキを弾くので湿し水を必要としなくなり、廃液も出すこともありません。また、水なし印刷は印刷方法だけでなく、「版」の現像方法にも違いがあります。
従来の水あり版は、版を現像をする時に強アルカリ(PH12以上)現像廃液が発生するため、特別管理産業廃棄物として回収が義務付けられています。
一方、水なし版は、現像する時に有害な廃液がほとんど出ないので、排水は下水に流すことができ、水なし印刷は湿し水の調整がないので、本刷り(本番の印刷)までの準備に要するヤレ紙(準備用紙)が少量で済みます。
このように、水なし印刷は従来のオフセット印刷に比べ環境に優しいといえます。
バタフライマーク
バタフライロゴの蝶は、オオカバマダラ(Monarch Buttefly)といい、これは「水なし印刷」で印刷されたことを表示するマークです。 水なし印刷で印刷される印刷物にはこの「バタフライマーク」を掲載することができ(掲載しなくても良い)環境に配慮した印刷物である証明です。掲載する事で社会に環境意識をアピールする事ができ、お客様(企業・個人・団体)の価値を高める事ができます。
(バタフライマークの掲載サイズを、最小サイズは縦横10mmです。)
一般社団法人日本WPA (日本水なし印刷協会)

地中熱利用換気システム
ジオパワーシステム

ジオパワーシステムは、「地中熱」を利用した空調換気システムです。地中約5mの温度は年間通して一定で(14〜18℃)その深さに埋められた熱交換パイプに外気を送り込み、地中熱で夏は涼しく(外気より-3℃)冬は暖かく(外気より+3℃)24時間換気をしながら建物全体の温度をゆるやかに調整し、冷暖房の空調負荷を軽減します。  また、空気を浄化する機能もあり 取り込んだ空気中に含まれる花粉・チリ・ホコリ(80%以上)や雑菌や悪臭も排除します。天候に左右されずいつでも温度・湿度を一定に保つ事ができます。自然エネルギーを使用しているため、省エネでCO2の排出量削減につながるので、地球環境やさしいシステムです。
株式会社 梶川建設

屋上緑化
屋上緑化

大和グランドの屋上緑化には、「建物の酸性雨、紫外線による防水層の劣化、温度変化による劣化を防止」、「夏季の温度上昇の軽減、冬季の保温効果で冷暖房の軽減など省エネ効果」、「ヒートアイランド現象の緩和」、「光合成を行うことで二酸化炭素(CO2)削減効果、空気清浄化効果」などの目的のもと実施しています。
大和グランドの屋上緑化には「常緑キリンソウ袋方式」を導入しています。
常緑キリンソウは一年中緑を保つように環境保全・都市緑化に適した改良品種で、環境に応じて2種類の光合成をすることで水分調整するハイブリットな植物です。水分が十分にある状態であれば、蒸散効果による高い冷却効果を得ることができ、逆に水分不足の状態が続くと、植物体からの水分の蒸散を防ぎます。
また、「袋方式」を使用する事で、屋上緑化が簡単に設置でき、雨や風などで土壌が流れ出したり散らかす事もありません。土壌の厚さは4cm~5cm程度で、雨水のみで生育可能なためメンテナンスにも手間がかかりません。
「常緑キリンソウ」は、暑さ・寒さ・乾燥・過湿に強く、蒸散作用による冷却効果も見込め、樹木のように木質化し葉の表面積が大きいことから、CO2固定量が高く、ヒートアイランド対策・地球温暖化対策に貢献できる環境緑化用植物として注目されています。

その他の取り組み
その他の取り組み

「Fun to Share」とは、環境省がこれまでの地球温暖化防止国民運動に代わる新たな気候変動キャンペーンとして、2014年にスタートしました。「最新の知恵をみんなで楽しくシェアしながら、低炭素社会をつくっていこうよ!」という合い言葉のもと、目標に向けてガマンしながら必死に頑張るのではなく、毎日を楽しく暮らしながら、低炭素社会を作ろうという発想です。
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