謙虚さも忘れずに

 

この度の熊本県、大分県の地震に於きまして被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

ご無沙汰しております、アールアイです。久しぶりのブログになりますが、四月も終わり、五月になってしまいました。新緑がまぶしい季節です。家の周りを見渡しても、緑にあふれ、ツバメが飛び交い、日中は初夏を思わせる陽気です。

 

さて、新年度も一ヶ月が過ぎましたが、学年が変わったり、進学したり、就職したり等々で、新しい事を学び始めたり覚えたりする事が多い時期でもあります。そのように環境が変わった方々にとりましては、いろいろな事に少し慣れてくる頃でしょうか。

 

印刷の現場でも、新人が入社しましたら、先輩から印刷機の操作を教わることになります。誰でもそうだと思いますが、最初は教わった通りに作業を進めていきます。ですが、経験を積んで段々慣れてくると、そのオペレーターが自身の経験に基づいて自分が作業しやすいように少しずつ変化していきます。当たり前といえば当たり前のことなので、印刷機を操作する上で、やってはいけない事を守って、よほど逸脱したことが無い限りそれぞれのオペレーターに任せています。こうして各オペレーターの形、特徴が段々出来ていきます。

 

ところが、自分の形に慣れ、固まってしまうと、綺麗に印刷が出来なかったり、材料の搬送が悪かったり、何かトラブルが起きた時に対処出来なくなってしまうことがあります。”こういう時はこうすればうまくいくはずなのに…”っていうことは誰にでも経験があることだと思いますが、自分の形や経験則が邪魔をして、なかなか解決できなくなるのではないかと思います。

 

このように自分ではどうしようも出来なくなった時に、自分が思いもしなかったような事を指摘されたり、いろいろなアドバイスをもらうことによってトラブルが解決できたとします。良い結果が出れば本人も納得して作業を進めていくことができます。(内心は別として(笑))

 

誰でも自分が良かれと思って作業してきた事を指摘されるのは、あまり気分のいいことではないと思いますが、それを素直に受け入れる謙虚さと柔軟な心構えが大切だと思っています。私自身も他のオペレーターの作業を見ていて、”ああ、こういう方法もあるんだ。今度試してみよう!”って思うこともよくありますし、試してみて、良ければ自分の中に取り入れていきます。

 

長年作業をしてくると、なかなか自分の域から抜け出すことが難しくなり、他の人の意見を素直に聞き入れることに抵抗を感じることもあるとは思いますが、それを受け入れる謙虚な気持ちと柔軟な心構えがあれば、お互いのレベルアップにもなりますし、印刷の現場全体のレベルアップにもつながっていく要因の一つだと考えています。

 

私自身が成長したからなのか、歳をとったからなのかわかりませんが、最近そのようなことをよく考えるようになりました。(笑)

 

さて、ゴールデンウイークも終わってしまいましたが、今年は計画も無く、休みの間、ナスやトマト、キュウリなどの夏野菜の苗を植えたり、玉ねぎを収穫したり、新しく庭木を植えたり、土いじりをして家でのんびり過ごしました。おかげさまで少々忙しい日が続いてましたので、私にとってはいいリフレッシュになりました。

 

”さぁまたがんばるぞー!”っていう気持ちです。(笑)

                        

                                      アールアイ

 


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