乳剤の温度管理

 

新しい年になって随分経ってしまいました。遅れましたが、今年もよろしくお願い致します。

 

さて、今年の冬は偏西風のうねりによって、大陸からの大寒波がグ~ッと下がったために、日本海側では大雪でしたし、太平洋側でも雪が降る事が多かったですね。寒かった~っ!こういった寒い時期の夜~明け方かけて気温がグングン下がると、社内の製版材料も冷え切ってしまいますので、気を付けなくてはいけません。アルミ枠も冷え切りますので、張った版の紗も収縮します。 とは言っても、外は氷点下であっても社内が氷点下まで下がる事はまず無いと思います。

 

弊社の2月の測定で、外気温がマイナス2度の時、室温は6~10度でした。しかし、製版用乳剤の保管は、気温によって温度が低くなり過ぎ無いように、出来るだけ一定に保っておく必要があります。仮に乳剤が凍ってしまったら、乳剤の組成が壊れてしまいますので、確実に使用不可です。乳剤の保管は、『冷暗所の保管』という約束事になっていますが、冷蔵庫が良いというわけではありません。なぜなら、通常乳剤保管の適正温度は20度位と言われているからです。

 

因みに冷蔵庫内の温度は、メーカーに依っても異なりますが通常2度~6度で、チルド室は0度~2度、野菜室は5度~7度、冷凍室は-18度くらいですのでやはり少し低過ぎます。冷蔵庫そのまま使用するのはNGでしょう。

 

「冷暗所」という言葉を辞書で引くと、温度が低く直射日光が当たらない場所。と書いてありますが、室内であれば直射日光は防げます。しかし温度が20度で一定に保てる暗い場所はというと、思い当たる場所はなかなか見つかりません。地下室でもあれば良いですが、温度コントロールは必要になります。

 

弊社では冷暗箱を20度設定で管理した中に乳剤を保管していますが、それでも冬場は乳剤の粘度が硬めになりますので、目標の厚みに対しては塗布回数が減ってきます。また逆に夏場は柔らかめになりますので、目標膜厚に達するには塗布回数が増えてくるのですが、弊社はそれをしっかりコントロールして、いつもデータ通りの膜厚に塗布する技術を持っています。それが良い製品を作り出すための元だと私は自負しています。

 

今年1月~2月の一番寒い時期にレギンスを履かずに過ごせた事がプチ自慢です。ヤセ我慢ではないですよ!ブロンコでした。

 

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