スクラッチ印刷

スクラッチ(scratch)とは英語で「スリ傷」「ヒッカキ傷」や「引っ掻くコト」という意味ですが、スクラッチ印刷は紙などに印刷された「当たり」「ハズレ」などの文字や絵柄などの内容を隠蔽する特殊印刷です。また、必要に応じてスクラッチ部分を「削ったり」「擦ったり」することで文字や絵柄を確認できる印刷です。

スクラッチ印刷

スクラッチ印刷は一般的によくある削りカスの出るスクラッチです。予め材料に印刷した文字や絵柄部分の上に、透明な剥離ニス(印刷用紙に耐摩擦性を加えるため/スクラッチインキの剥離性の安定化のため)やPP加工(マットPP不可)でコーティングをして、その上にスクリーン印刷でスクラッチインキ(アルミニウムなどの金属粉末と樹脂などを混ぜたインキ)を刷ることで印刷された文字や絵柄などの内容を隠蔽する機能性印刷です。スクラッチ印刷した部分を、コインや爪などで削ると用紙上に印刷した文字や絵柄が現れます。
スクラッチ印刷した部分を、コインや爪などで削ると用紙上に印刷した文字や絵柄が現れます。
変わった形状でも印刷できるので、デザイン性や表現の幅が広がります。

スクラッチ印刷の特徴

  • スクラッチ部分の形状は、丸や四角だけでなく自由な形状で印刷が可能です。
    細かい文字や柄、尖った形は表現できません。つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • スクラッチインキは一般的には銀色ですが、他に金・青・赤・緑色などがあります。
    ※その他の色については、お問い合わせください。
  • スクリーン印刷でスクラッチ印刷をした場合、インキを厚く盛ることができるため、他の印刷方式で印刷をした物より隠蔽性に優れます。
  • 刷本を支給していただき弊社でスクラッチ印刷のみ、剥離ニス+スクラッチの印刷も可能です。
    ※入稿方法や刷本の形態につきましては事前に打ち合わせが必要です。進行される前に必ず弊社にご確認ください。

スクラッチ印刷の注意点

  • スクラッチは裏から強い光を当てると透けて見えることがあります。
    隠蔽性の確保のため裏面にスミべたの印刷をお勧めします。また、片面印刷で裏面が白い場合、隠蔽したい文字や絵柄の濃度は40%以下にて制作をお勧めします。
    ※スクラッチ印刷は、隠し文字や柄の隠蔽性を保証するものではありません。
  • メッシュの粗い版を使うため、細かい文字や柄の表現には向きません。
  • 印刷後の後加工には注意してください。
    ※スクラッチ部分に機械などの擦り傷などが入りやすいので注意が必要です。
隠蔽部分を文字や絵柄にすると使用用途も広がります。
銀スクラッチの上に赤・青のスクラッチインキを印刷してます。1色の場合より隠蔽性が高くなり、デザイン性も加えられます。
用途 ノベルティ・販促物(くじ・ハガキ)、文具・玩具 etc
スクラッチデータ
作成時の注意点
  • データ制作の前に、データ入稿の注意点をご確認ください。
  • スクラッチ印刷の形状は自由です。ただし細かい文字や柄、尖った形は表現できません。つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • 隠蔽させたい部分より1mm以上外側(塗り足し分)に、スクラッチ版のデータ、さらに1mm以上広く(塗り足し分)ニスの版のデータを制作してくだ  さい。周辺のデザイン(隠蔽させてはいけない文字や柄)もスクラッチ版から1mm以上よけて作成してください。
  • スクラッチ版のとなり合う柄と柄の間は1mm以上空けてください。
  • 隠蔽したい文字や絵柄の濃度は40%以下にて制作をお勧めします。
  • デザインなどにより異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
           
対応材料 ニス加工が施されている塗工紙、またはPPラミ加工が施されている材料。
  • その他の材質については、お問い合わせください。
印刷可能サイズ 四六全判(1091×788)までの材料に対応できます。
  • 材質によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
注意点
  • 細かい文字や柄、尖った形は表現できません。
    つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • スクラッチ印刷は、隠し文字や柄の隠蔽性を保証するものではありません。
  • 折り位置や断裁位置にかからないようご注意ください。
  • 折りや抜きなどの後加工は塗布面に負荷がかからないように注意して下さい。
  • スクラッチは片面のみの加工となります。
  • 長時間の日光に当ると剥がれやすくなる場合があります。保管環境によっても、変質やハガレが起こる場合があります。