コインスクラッチ印刷

スクラッチ(scratch)とは英語で「スリ傷」「ヒッカキ傷」や「引っ掻くコト」という意味ですが、スクラッチ印刷は紙などに印刷された「当たり」「ハズレ」などの文字や絵柄などの内容を隠蔽する特殊印刷です。また、必要に応じてスクラッチ部分を「削ったり」「擦ったり」することで文字や絵柄を確認できる印刷です。

コインスクラッチ印刷

コインスクラッチ印刷は従来のように「 削る 」(銀などのインキで隠蔽する)スクラッチではなく、印刷部分をコインなどの金属で「 擦る 」ことによって文字や絵柄を浮かび上がらせる機能性印刷です。コインスクラッチインキにはコインよりも硬い材料を含ませており、印刷部分をコインで擦ったときにコインのほうが削れて、隠していた部分に削れた金属粉が付いて文字や絵柄が浮かび上がります。また、削りカスが出ないため衛生的なスクラッチです。
削りカスが出ないので衛生的なスクラッチです。

コインスクラッチ印刷の特徴

  • 削りカスが出ないので衛生的で、お子様向けや飲食関係での利用におすすめです。
  • スクラッチ部分の形状は、丸や四角だけでなく自由な形状が可能です。
  • 隠蔽する文字や絵柄は、お好きなデザインで印刷できます。
    ※ただし細かい文字や柄、尖った形は表現できません。つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • 刷本を支給していただき弊社でスクラッチのみの印刷も可能です。
    弊社の印刷部分は白抜きのままで刷本を支給してください。
    ※入稿方法や刷本の形態につきましては事前に打ち合わせが必要です。進行される前に必ず弊社にご確認ください。

コインスクラッチ印刷の注意点

  • スクラッチ部分はコインで擦ることで隠れている文字や絵柄が浮かび上がります。
    ※コイン以外の物では文字や絵柄が見えなかったり、用紙が破けたりする可能性があります。
  • 印刷面が擦れるなどして汚れると、隠れている文字や絵柄が見えてしまう可能性があります。
    ※コインスクラッチは、隠し文字や柄の隠蔽性を保証するものではありません。
  • インキの効果を表現するためには、刷本の材料が限定されます。
  • メッシュの粗い版を使うため、細かい文字や柄の表現には向きません。
コインで擦ると徐々に文字が浮き出てきます。
用途 ノベルティ・販促物(くじ・ハガキ)、文具・玩具 etc
コインスクラッチ
データ
作成時の注意点
  • データ制作の前に、データ入稿の注意点をご確認ください。
  • コインスクラッチ印刷(隠蔽する部分)は細かい文字や柄、尖った形は表現できません。つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • 刷本デザイン部分より1mm以上外側(塗り足し分)に、コインスクラッチ版のデータ、刷本デザイン部分より1mm以上内側(塗り足し分)に浮き上がらせ たい文字や絵柄を作成してください。
  • コインスクラッチ印刷の柄と柄の間は1mm以上空けてください。
  • 隠蔽したい文字の書体はゴシック体でお願いします。
  • デザインなどにより異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
           
対応材料 弊社指定の材料になります。
印刷可能サイズ 菊全(636×939)までの材料に対応できます。
  • 詳しくはお問い合わせください。
注意点
  • 細かい文字や柄、尖った形は表現できません。
    つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • コインスクラッチは、隠し文字や柄の隠蔽性を保証するものではありません。
  • 折り位置や断裁位置にかからないようご注意ください。
  • 保管環境によって、変質、きれいに浮き上がらない場合があります。